拝啓、ありしひと

母が亡くなり、心残りを抱える麻仁。 丑三つ時、寺の境内にある緑色のポストに手紙を投函すると、赤い組紐をした男が現れて、故人に手紙を届けてくれると聞き、半信半疑で向かってみるが…。 遺された者の想いよ届け、亡き人へ…。手紙がつむぎ、心が通う物語。

冬谷リク

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